【冒頭の挨拶】
皆さん、本日はご卒業、誠におめでとうございます。私は、熱田高校同窓会会長の柿崎賢一です。
本日、晴れて卒業される皆さんは、熱田高校の「第71回生」にあたります。私たちの同窓会には、すでに2万人を超える卒業生がおり、多くの先輩たちが社会の様々な分野で活躍しています。今日から皆さんも、その仲間入りをすることになります。
【同窓会の仕組みとメリットについて】
さて、皆さんが新たに加わるこの「同窓会」という組織について、少しだけ説明させてください。
同窓会が続いていくためには、いくつか条件があります。母校が存続し、毎年こうして新しい卒業生が入会してくれること。会を運営する役員のなり手がいること。そして、名簿を管理し、会費によって運営予算を確保し、ホームページなどで活動を皆さんに知らせていくことです。
少し堅い話になりましたが、皆さんに直接関係することで、ぜひ覚えておいてほしいことが二つあります。
一つ目は、「クラス会」や「同期会」への支援についてです。将来、皆さんが旧交を温めるためにクラス会や同期会を開く際、同窓会から開催費用の「補助」が出る仕組みがあります。具体的な申請方法はホームページに書いてありますので、ぜひ活用してください。
二つ目は、「連絡手段」の確保についてです。実は、私たちが60歳の還暦を迎えて同期会を開こうとした際、連絡がついたのは約半数でした。同窓会にも名簿はありますが、転居の連絡がない限り、期待通りには機能しません。だからこそ、卒業してバラバラになってしまう前に、今日中にぜひクラスや仲間同士で「将来の連絡方法」を決めておいてほしいと思います。何十年も連絡先を維持するのは大変ですが、今のうちに繋がりを作っておくことはとても大切です。
【母校の歴史とデジタル・ホームカミング】
最後に、私たちの母校の歴史について触れておきたいと思います。ここ熱田高校は、今から81年前の6月9日、わずか8分間で2,000人もの尊い命が失われた「熱田空襲」の跡地に、戦後建てられた学校です。
昨年、同窓会では戦後80年という節目にあたり、この歴史と記憶を後輩である皆さんへ引き継ぎたいと考え、あるプロジェクトを行いました。熱田空襲の記録をはじめ、在校生、同窓生、そして恩師の思いや、後輩へ贈る言葉などを集めた動画アーカイブ、名付けて**「デジタル・ホームカミング」**です。
この動画は母校に寄贈しましたので、すでに目にされた方も多いかと思います。もし、まだ見ていないという方がいれば、ホームページや会誌から閲覧可能ですので、卒業する前に、あるいは卒業してからも、ぜひ一度ご覧ください。
【結び】
卒業後も、時々は自分が「熱田高校を卒業した」ということを思い出し、同窓生になったことを誇りに思ってください。
皆さんのこれからのご活躍を心より祈念いたします。
ご清聴ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿